買収が行われるのは具体的にどんな場合ですか?

買い手がメリットを感じる時とは?

買収が行われるのは、買い手と売り手の双方にメリットがあると感じられる場合です。企業買収をした買い手がメリットを感じる場合とは、新規事業に参入して事業を多角化したい時などです。自社で一から新規事業に参入しようとすると、お金や時間がかかりさまざまなリスクも発生します。このようなリスクを回避して新規事業に参入するためには、ある分野で実績を上げている企業を買収することが最適なのです。他にも技術力を向上させたい時や節税対策に買収が利用される場合があります。新規参入だけでなく、自社の技術力を上げるために他社の技術を取り込む買収を行うこともあるのです。節税対策による買収とは、より税率の低い国の企業を買収して、第3国に新会社を設立して節税を図る方法です。

売り手がメリットを感じる時とは?

売り手が買収にメリットを感じる時とは、後継者問題を解決できる点や従業員の雇用を確保できる点です。少子化が問題になっている日本では、後継者問題も深刻になっており、後継者が見つからないことによって廃業になってしまうケースもあります。後継者がいなくて廃業になってしまうと従業員の雇用を確保できなくなってしまいます。そのようなことが起こらないように、優良企業に自社の将来を託すことによって後継者問題を根本的に解決することを目的としています。廃業してしまうと会社設備の処分費や在庫処分費などさまざまな廃業コストがかかります。さらに廃業するためのさまざまな手続きや解雇した従業員の補償なども行わなければなりません。買収を行えばこれらの問題を解決することができるのです。